「自分の子どものプレーをずっと追いかけてきた」
高校野球を含め、父母の協力がなければクラブの運営は成り立たないといっても過言ではないです。とりわけ、お母さんの苦労(毎日のユニフォームの洗濯、お弁当・経済的なやりくりなど・・)は、大変なものだと思います。
また、チームには、様々な状況の選手もいて、人間が集まり行うことだから、気苦労もあると思います。
それを、大きな心で包み込んで、応援しているのが球児のお母さん達です。
グランドに行くと僕は、真っ先に、室内練習場に行きます。
そこで、練習している選手の動きをみることからはじめます。
次に、ライトの一番奥のポールのところから、フェンスの後ろでトレーニングする選手を見つめます。
グランドの、隅っこにいる選手の充実度を感じてみます。
得点ボードのあたりの選手は、どんな動きをしているのか。
そういう視点でみていると、ひとりひとりの選手が、どれだけ、自分の野球に取り組んでいるのかという、姿勢と充実度が伝わってきます。
Aとか、Bとか、Cとか、関係なしに、どんだけ好きな野球を、真剣に楽しんでいるかがわかります。
その姿勢と充実度が、選手の人間的成長に比例しているように思えます。
極論を言えば、野球は上手くなったけど、人間的には成長していないでは、何のための野球なのかわからなくなります。
母校の野球は「野球を通じて、人間の土台を創る野球」だと思います。
また、それを、日々、実践しています。
技術や、勝負の先にあるものを、見守る目を持つことを大人が忘れたくありません。
お母さんたちも、子ども達と一心同体で、長い間甲子園を目指してきました。
思うように描いた子どもの成長を見る場合もあるし、逆に、想定外の現状もあるかもしれません。
しかし、今、どんな状況であろうと、選手の存在、がんばりを最後まで応援してあげられる
お母さんでいてもらいたいと思います。
朝、昼、そして 夜までの練習に耐え抜いた選手は、人生の土台を築きあげています。
「今、子供は、青春時代、試練もあるかもしれないけれど、人生のいちばんいい勉強させてもらっている」と、大きな心で見守ってあげられる親でありたいです。
技術を超えて、目先の勝負を超えた、子供たちの 成長・進化を、瞼にに焼き付けて
この夏を迎えたいと思います。
お母さんの
ために打った
この一打
明るい
母さんのために
投げる
この一球
母さんの
笑顔が
嬉しい
このプレー
選手をサポートするお母さんたちに捧ぐ
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